魚作商店の「ふぐ味醂干し」について
「白さばふぐ」
ふぐ味醂に使用する原材料のフグは、熊野灘で獲れる白サバフグを使用します。
サバフグには白サバフグと黒サバフグがあり、どちらも毒はありません。
白サバフグは、黄緑のきれいな色をしていて、皮をむけば、きれいな白身の魚です。
黒サバフグは、全体に黒っぽく、身色は肌色系のため、干物に加工した際、出来上がりの色艶が白サバフグの様にきれいにできません。
地元に白サバフグが無い時は、長崎県の黒サバフグを使ったりもします。
熊野灘では、年中、定置網などで水揚げされ、5月から7月にまとまった水揚げが期待されます。
また、とらふぐ漁解禁日の10月から、漁に出る釣り船がサバフグも釣り揚げてきます。
年間の水揚げ量は、多い少ないの変動もあり、少ないシーズンでは商品を切らすこともあります。
多いシーズンにしっかりと仕入れることが重要な商材となります。
ふぐ味醂干し通販
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ふぐの中でも無毒である「白さばふぐ」を使用し、当店オリジナルブレンドの味醂だれで仕上げています。 |
ふぐ味醂干しの美味しい食べ方
ふぐ味醂干しの作り方
- まずは、頭の付け根辺りを上から包丁を入れ、胸ビレの脇辺りに向けて背骨まで切り、頭部をくの字に腹側に折り曲げるようにして内臓ごと尾側に引き、一気に皮もろとも引きはがしてむき身にします。
- 腹開きで開いて中骨を取り除き、背びれ、腹びれを取り除きます。
- 通常は1枚物で加工しますが、サバフグのサイズが大きい物は片身にし、さらに片身を開くことで味醂ダレの浸み込みを促します。
- 味醂漬け作業では、当店の独自調合で焚きあげた味醂ダレを使用します。
- さばふぐは、開いた状態で通常の魚とは違い、身が厚いため、味醂ダレが浸透しにくい肉質です。
漬け込みに、決められたサバフグの量に対し、決められた量の味醂ダレを使用します。 - 味醂ダレに漬け込まれたサバフグをセイロ(干し網)に並べます。
- 乾燥機で干して水分量を調整します。
好みもあるのですが、干せば干しただけ水分が抜けます。
当社の乾燥加減は私、専務の好みとなります。
柔らかいと味醂ダレとフグの食感、旨味に対して水分が多いので、固めてしまうと「おつまみ 系」になります。
目視と触感の感覚で仕上げます。
ふぐ味醂干しの焼き方
味醂干しは焼く時に焦がしてしまうとよく言われています。
味醂干しの中でも比較的焼きやすいのがふぐ味醂です。
カワハギもそうですが、身に脂がない分、突然燃えてくるということがありません。
食べやすさもあるのですが、焼きやすさも、ふぐ味醂干しが人気商品である理由だと思います。
焦げにくいと言っても、焼く際は中火で、よく見ながら焼いてください。
凍ったままですと、弱火でとかす状態から、溶けてくれば中火で仕上げていきます。
当店のフグ味醂干しは、真空袋に入れ脱気しておりますので、冷凍保存のフグ味醂干しは、そのまま流水解凍でも良いかと思います。
流水解凍した後、袋からフグ味醂を取り出し、中火で焼いてお召し上がりください。
保存方法
味醂干しは、魚肉を砂糖・醤油・味醂の調味料で味付けすると同時に魚肉に膜をはって保護する効果もあります。
当店の味醂干しは、真空袋に入れ脱気しておりますので、冷凍保管するのにお勧めです。
家庭の冷凍庫でも、2ヶ月くらいなら風味も落ちることなく、おいしく召し上がることができます。
賞味期限
賞味期限は1ヶ月で表示していますが、これは当店の希望で、早く食べた方が間違いないので。
解凍後の冷蔵保存の場合は2日以内にお召し上がり頂くことをお勧めいたします。
ふぐ味醂干しアレンジレシピ
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ふぐ味醂干しの竜田揚げ
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ふぐ味醂の茶わん蒸し
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おつまみピザ風フグ味醂
材料 ふぐ味醂、片栗粉
ふぐ味醂に片栗粉をつけます。
油は170℃に熱し、きつね色になるくらい揚げます。
下味がついている干物なので、簡単に、ふぐ味醂の竜田揚げが作れます。
材料(4~6個分) 卵3個、だし汁540cc、ふぐ味醂150g、しいたけ4枚、三つ葉少々
よく溶いた卵の中に、冷ましたダシ汁を入れ、ざるでこします。
器に、大きめにカットしたフグ味醂と、薄切りしたシイタケ、三つ葉を入れ、そっと卵液を流しいれます。
表面の泡をきれいにすくいとります。
フライパンに、具材を入れた器が半分くらいつかる程度の水を入れ、フライパンにフタをして沸騰させます。
20分~25分程弱火で蒸します。
蒸し加減は、真ん中に串を刺してみて澄んだ汁が出たら出来上がりです。
材料 ふぐ味醂、ピザ用チーズ、餃子の皮、ブラックペッパー
フグ味醂を焼き、一口サイズにカットする。
餃子の皮にピザ用チーズを乗せ、その上に一口サイズにカットしたフグ味醂を置き、更にピザ用チーズを乗せる。
オーブントースターで2分~3分焼く。
周りがきつね色になったら出来上がり。
お好みでブラックペッパーをかけてください。
安全で美味しい干物(ひもの)のご購入はこちら!
魚作商店の干物は、甘辛い秘伝の味醂ダレが素材の旨みを引きたて、お口いっぱいに干物の旨みが広がります。
是非、食べ比べしてみて下さい。
魚作商店の干物は複数のメディアでも取り上げられており、多くのファンが全国におります。是非ご賞味下さい。